その5
午後2時の吊り橋の向こうには
橋とは こんなに揺れるものなのか 頼りない橋の上から川底をのぞき込むと 鮎の背がやはり同じように揺れて 流れていくようだった 笹舟を流し 筏を浮かべ 太い放水管の中の轟音におののきながら 機械と植物の夢を毎日観ていた